大阪城公園よろず相談

大阪城公園を中心に野宿者支援活動を続けている大阪城公園よろず相談のブログです。

2022年1月20日(木)夜回り・今がこんな世界だからこそ

 真冬日とはだいたい1月末頃のことで、一番冷え込む時期にあたるのだと、先日テレビでやっていました。そういえば数日前も雪がちらついていました。今月の寄り合いでは温かいおでんを用意しようと思います。初めての方も遠慮なくおこしください。

 昨年末より、東成フードバンクさんからいただいたアルファ米、海苔、海苔の佃煮をお配りしています。アルファ米はお湯で戻すと、普通に炊いたごはんに遜色なくいただけるので、どこかでお湯を手に入れて試してみて下さい。

 釜ヶ崎のあいりん総合センターの北西側で、毎月第三土曜日にやっている「センターの日」でも、フードバンクからいただいたアルファ米を使わせていただきました。災害時用の50人分のセットになっていて、炭火焼きを囲んで、多くの人に楽しんでいただけたと思います。

 2月5日(土)の午後2時から5時半にかけて西成市民館で「釜ヶ崎の外へ 2000年代の行政代執行以前/以後の経験から学ぶ」と題した集会を予定しています。「反排除」の野宿者運動が何を大切にしているのかを掘り下げるつもりです。

 しかし、心配なのが新型コロナウイルスの感染状況です。ワクチン接種が進んでも、これまでで最大の感染者増加を引き起こすオミクロン株には驚かされます。先行きの見えないこんな世界だからこそ、思い切ってみんなで楽しくなることをやって行きましょう。よろずではいつもそんな仲間を求めています。

第50回「センターの日」のお知らせ

「センターの日」とは

 労働者の街として知られる大阪の釜ヶ崎は今、大きな再開発の波にさらされています。2012年に始まった西成特区構想による「まちづくり」も進められています。貧困層の追い出しをともなうジェントリフィケーションであるとの批判もあります。

 地域住民と行政が協同して地域を良くしようと努力しているとの主張がある一方、これまでと変わらない強制排除が幾度となく繰り返されています。真実はいったいどこにあるのでしょうか?

 労働者の街である釜ヶ崎に、あいりん総合センターという施設があります。センターは釜ヶ崎の中核とも言える場所です。このセンターの建て替え、閉鎖、仮移転がまちづくりの会議の中で決定しました。

 釜ヶ崎で何が起きているのか、私たちは何かできることはないのか、私たちは何を知るべきなのか。一から考えるために、私たちは2017年11月から月に一回、第三土曜日に釜ヶ崎のセンターで労働者の声を聞く取り組み、「センターの日」をはじめました。

場所・日時のご案内

 JR新今宮駅西口から地上に出て、国道の向かいのあいりん総合センター北西側の団結小屋周辺か高架下の駐輪場付近で、2022年1月15日(土)13時から16時に実施します(基本的に毎月第三土曜日)。

これまでの「センターの日」

 これまでの報告はこちらです。

第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回(中止) 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 第31回 第32回 第33回 第34回 第35回 第36回 第37回 第38回 第39回 第40回 第41回 第42回 第43回 第44回 第45回 第46回 第47回 第48回 第49回 

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カンパのお願い

 大阪城公園よろず相談の活動に賛同いただける方はカンパにご協力下さい。以下の口座まで振り込みをお願いします。活動に関心のある方は一声おかけ下さい。夜回りや寄り合いのほか、哲学読書会やソフトボール大会、「センターの日」などの活動も行っています。

郵便振替

記号14080
番号32204771
大阪城公園よろず相談

郵貯以外からの振り込みの場合
店名 四〇八(ヨンゼロハチ)
店番 408
預金種目 普通預金
口座番号 3220477

2021年12月18日(土)第49回「センターの日」——ハモとタイ

第49回「センターの日」のあらまし

 年末の気力体力の限界で、事前のビラ配布ができなかったせいか、参加人数は少なくなりました。しかし、そのぶん、ふだんよりゆったりとした雰囲気でおしゃべりできたのは良かったと思います。

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 カンパでいただいたタイとハモを炭火でホイル焼きにしました。ハモのホイル焼きは調理法としてどうなのかというためらいはありましたが、美味しくいただけました。しかし、それよりタイの美味さに驚きました。また食べられる日があるでしょうか。

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「センターの日」番外篇——釜ヶ崎の外へ

 2022年2月5日(土)西成市民館にて「釜ヶ崎の外へ——2000年代の行政代執行、以前/以後の経験から学ぶ」と題した企画を開催します。大きな時代のうねりに襲われる釜ヶ崎で、反排除の経験に正面から向き合い、強制排除にいかに抵抗するのか(抵抗できるのか)を考えようというのが企画趣旨です。

 当日はまず長居公園のテント村の行政代執行を取り上げた映画『長居青春酔夢歌』を上映します。続いて、渡辺拓也と佐藤零郎が聞き手として、長居公園仲間の会の中桐康介、釜ヶ崎トロールの会の金羽木徳志(きんちゃん)のお二人に当時の反排除の取り組みや運動の背景をうかがいます。

 釜ヶ崎の外へ向かった野宿者運動は、守ろうとしたものを守れず、結果的に苦い敗北を経験しました。反排除の取り組みは、守ろうとするものが大きいほど、また排除の圧力が強いほど、熱を帯びるものかもしれません。テント村が潰され、政策的な社会的包摂が進んだ現在、野宿する人びとの姿は減りました。そして、排除も見えづらいものになりました。

 反排除とは何なのでしょうか。排除がないにこしたことはなく、したがって、排除に抗う必要がないことが望ましいのだとも言えます。2000年代に相次いで経験された大きな敗北のあと、反排除の意味はわきに追いやられてしまいました。

 釜ヶ崎で進んでいるのはジェントリフィケーションなのか、社会的包摂のまちづくりなのか。このような問いに意味があるとは思えません。排除にさらされ、排除に抗う人たちの現在から目を逸らさせる論争になってしまっているからです。

 目の前で起こった排除に反応しているだけではダメだし、目の前で起こっている排除に反応できないようでもダメなのです。いかようにも語れる未来にとらわれている現在を、私たちは取り戻さなければいけません。

 その第一歩を踏みだすために、長居公園のテント村が潰されたあの日までの道筋をたどり、そこから現在と向き合いたいと思います。

センターの日番外篇「釜ヶ崎の外へ——2000年代の行政代執行、以前/以後の経験から学ぶ」

 2022年2月5日(土)、西成市民館にて、以下の企画を開催します。大きな時代のうねりに襲われる釜ヶ崎で、私たちは反排除の経験に正面から向き合い、強制排除にいかに抵抗するのか(抵抗できるのか)を考えたいと思います。

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企画趣旨

 2019年、あいりん総合センターが強制閉鎖された。釜ヶ崎では、閉鎖されたセンターを中心として今なお、多くの仲間が野宿生活を送っている。「センターおじさん」こと稲垣ひろしさん率いる釜合労の365日の炊き出し、センター開放行動による共同炊事や昼回り、労働者の声を聞くための「センターの日」という取り組みもおこなれている。
 1990年代末に釜ヶ崎での活動を経験しながら、公園や路上の仲間とのつながりを求めて、野宿者運動は地域の外へ向かった。大阪市では世界バラ会議、世界陸上といった都市イベントのたびに野宿者が排除されてきた。今センターに集って活動する有志の多くが、これらの強制排除、行政代執行に立ち会っている。
 まちづくりが進展するなか、釜ヶ崎で野宿者の強制排除が繰り返されている。いま目の前に迫る排除にどのように抵抗する/できるのか。1990年代末から2000年代にかけての野宿者運動の経験から、ともに学びたい。

日時

2022年2月5日(土)14:00〜17:30

場所

〒557-0004 大阪市西成区萩之茶屋2丁目9番1号
 大阪市立西成市民館・講堂

参加費

無料

タイムスケジュール

14:00 開会のあいさつ
14:10〜15:15 映画上映『長居青春酔夢歌』(63分)
休憩(15分)
15:30〜17:30 トークセッション「行政代執行以前/以後」
・ 金羽木徳志氏・中桐康介氏に聞く(聞き手・渡辺拓也・佐藤零郎)
・ 質疑応答
17:30 閉会のあいさつ

主催

三公園会議(釜ヶ崎トロールの会・長居公園仲間の会・大阪城公園よろず相談)

(協力 釜ヶ崎史料研究会)

お問い合わせ

050-3576-0917(渡辺)

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2021年12月23日(木)夜回り・センター追い出し裁判について/年末年始について

センター追い出し裁判について

 こんばんは。大阪城公園よろず相談です。気が付けば2021年も残りわずかになりました。こうして月日が経つのが早いと何をしたらいいのかわからなくなるのが正直な感想です。今回は『センター追い出し裁判』について書きます。

 釜ヶ崎にある『あいりん総合センター』が耐震性を理由に2019年4月24日に閉鎖されてから2年半以上が経ちました。2021年12月2日に本裁判の判決が言い渡され、全面敗訴ではなかったものの、センター周辺に住んでいる野宿者にとって納得のいかない判決でした。もし仮執行が言われていたら今年中に立ち退きを余儀なくされていました。

 仮執行が延びたというのはもう少しですはあるもののそこに住むことができる安心感があるのだと思います。行政、大企業によるジェントリフィケーションの波が少なからず押し寄せているのが実感できます。長居公園では何の建物かは分かりませんがそれを建設するのを口実にフェンスが張られています。

 全国に目を向ければ、公共施設、とりわけみんなの居場所であるはずの公園などは行政が土地を民間に売り渡し、商業化する事によってそこに居た人々を追い出すのを見ると目に余るものがあります。

 現在、野宿の仲間が控訴し、団結して闘っています。この問題を一過性では終わらせず、これからもずっと続いていく課題として提起していきたいと思います。

年末年始について

 12月25日(土)には『よろずサンタ』によるクリスマスプレゼント。26日(日)には毎年恒例の年越しそば(寄り合い)を作ります。2021年最後の夜回りは12月23日(木)。2022年最初の夜回りは1月6日(木)に行います。できるだけ多くのひとに参加してほしいです。2021年はお世話になりました。2022年、これから先も大阪城公園よろず相談を宜しくお願いします。

大阪城公園よろず相談メンバー一同

第49回「センターの日」のお知らせ

「センターの日」とは

 労働者の街として知られる大阪の釜ヶ崎は今、大きな再開発の波にさらされています。2012年に始まった西成特区構想による「まちづくり」も進められています。貧困層の追い出しをともなうジェントリフィケーションであるとの批判もあります。

 地域住民と行政が協同して地域を良くしようと努力しているとの主張がある一方、これまでと変わらない強制排除が幾度となく繰り返されています。真実はいったいどこにあるのでしょうか?

 労働者の街である釜ヶ崎に、あいりん総合センターという施設があります。センターは釜ヶ崎の中核とも言える場所です。このセンターの建て替え、閉鎖、仮移転がまちづくりの会議の中で決定しました。

 釜ヶ崎で何が起きているのか、私たちは何かできることはないのか、私たちは何を知るべきなのか。一から考えるために、私たちは2017年11月から月に一回、第三土曜日に釜ヶ崎のセンターで労働者の声を聞く取り組み、「センターの日」をはじめました。

場所・日時のご案内

 JR新今宮駅西口から地上に出て、国道の向かいのあいりん総合センター北西側の団結小屋周辺か高架下の駐輪場付近で、2021年12月18日(土)13時から16時に実施します(基本的に毎月第三土曜日)。

これまでの「センターの日」

 これまでの報告はこちらです。

第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回(中止) 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 第31回 第32回 第33回 第34回 第35回 第36回 第37回 第38回 第39回 第40回 第41回 第42回 第43回 第44回 第45回 第46回 第47回 第48回 

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カンパのお願い

 大阪城公園よろず相談の活動に賛同いただける方はカンパにご協力下さい。以下の口座まで振り込みをお願いします。活動に関心のある方は一声おかけ下さい。夜回りや寄り合いのほか、哲学読書会やソフトボール大会、「センターの日」などの活動も行っています。

郵便振替

記号14080
番号32204771
大阪城公園よろず相談

郵貯以外からの振り込みの場合
店名 四〇八(ヨンゼロハチ)
店番 408
預金種目 普通預金
口座番号 3220477

2021年11月20日(土)第48回「センターの日」——第三土曜日のお約束

第三土曜日のお約束

 寒くなってきたので久しぶりに炭火焼きをしてみました。いつもアルミホイルに包んださつまいもを仕込むところ、じゃがいもにしてみると、これはこれで味わいがありました。にんにくのホイル焼きもやってみたのですが、これもひとかけでも満足感があって、楽しめました。

 いつものメキシコのチアパス州産のコーヒーも、スローペースで提供しています。人がひけた時間帯に立ち寄られた女性には座ってゆっくりコーヒーを楽しんでいただきました。

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写真を展示しています

 風間龍次『でくのりゅうの釜ヶ崎無宿 挽歌とノスタルジー』で使われた中島敏さんの写真の展示も行いました。写真を見て「これはあそこだな」と話がもりあがりました。

 写真のほか、関連する本も何冊か展示したところ、熱心に読みふける人も、何人もおられました。感想もお聞きしたいところですが、まずは関心を持っていただければと思います。

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「センターの日」番外編

 来年、2月5日(土)、西成市民館で「センターの日」番外編を企画しています。内容は映画上映とトークのイベントです。

 映画は2007年2月5日に行政代執行によって強制排除された長居公園テント村を中心としたドキュメンタリーです。後半のトークイベントでは、長居公園テント村や1990年代後半以降の野宿者運動に携わってきたお二人をお迎えして、当時のことから現在までを話していただく予定です。

 かつて野宿する仲間が釜ヶ崎だけではなく、大阪中に広がっていった時期に、釜ヶ崎の外へと目を向けて支援を模索し、排除と闘い、そして敗れた経験から私たちは何を学ぶことができるでしょうか。このことを今まさに強制排除があいつぐ釜ヶ崎において考えたいと思います。

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