大阪城公園よろず相談

大阪城公園を中心に野宿者支援活動を続けている大阪城公園よろず相談のブログです。

2017年12月16日(土)第2回「センターの日」──センターでの過ごし方

 初回は、メンバーの都合もあり、14時から始めて16時に終えましたが、今回は12時から15時までの予定で行いました。

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 リアカーを引いて、センター正面についたところで、まず目に付いたのは、緑の求人プラカードを掲げた求人のクルマがまだ何台も停まっていたことです。センター内には、いつものように、布団を敷いて寝ていたり、円柱の縁に腰かけたりしている人の姿はあるものの、何だかひっそりしているような印象を受けました。こたつを設置し始めるも、前回のようにすぐに人が寄ってくるということもありませんでした。しかし、1人、2人と足を止めてこちらを眺めている人を見つけてはビラを渡し、こたつにお誘いしました。

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 何人かの方にお話を聞いていると、労働者の基本的なセンターの利用パターンの一つがわかりました。「センターの日」を始める時、「労働者は朝が早いから、一般的なタイムスケジュールとズレがあるのではないか」と考え、早めにスタートした方がいいのではないかと考えました。初回は14時からになってしまったものの、第2回は12時からにしたのはそのためです。ところが、12時は労働者にとってまだご飯を食べ終えて一息ついている時間のようです。こたつ周りが賑わい出したのは、13時半くらいになってからでした。

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 11時から12時までは三角公園で炊き出しがあるので、センターに来るのはそれ以降ということになるようです。また、土曜日は隔週で16時から弁当配布があり、これを目当てにセンターにやって来る人たちが一定おられることがわかりました。弁当配布がない場合も、シェルターに泊まっている人たちは整理券配布に並ばなければなりません。ある労働者は「こういうこと(センターの日)をやってもらえたら、自分にはありがたい」と言います。炊き出しのご飯を食べた後、夕方まで時間を潰すのが大変だということのようです。

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 今回は、前回のように、労働者のみなさんの人生について、まとまったお話を聞くことはできませんでしたが、普段どうやって過ごしているのか、その一端をさまざまな角度からうかがい知ることができたように思います。初めて話す労働者同士が、炊き出しやその実施主体について、自然に情報交換していました。16時まで何処かで集会をやっているらしく、それに行っている人たちがいるという話も聞きました。前回来てくれた人もしっかり参加してくれました。

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 こたつに誘っても入ろうとしない人たちは、遠慮しているのかと思っていたのですが、足が悪いので正座もあぐらも辛いのだという事情にも気づかされました。前回に引き続き、コーヒーが好評でした。甘酒を用意しようかという話もあったのですが、酔っ払うと人格が変わる人がいるから「甘酒はやめた方がいい」と言われました。アルコールの入っていない甘酒だというと「それなら大丈夫」とのことです。こたつを囲んでふつうにおしゃべりすることを楽しんでくれていることを、何より嬉しく感じました。予定を延長して16時に終了しました。

 手探りの見切り発車で始めた「センターの日」ですが、2回目でも、続けることでわかること、つかめてくることがあります。こうして紡がれていく一人一人とのつながりを大切にしながら、この取り組みを続けていきたいと思います。次回センターの日は2018年1月20日(土)13時から15時の予定です。