場所の力
3月の「センターの日」はあいにくの雨模様でした。雨だとそもそもどこでやればいいのかという問題があります。センターが閉鎖されてから、センター南側でやっていますが、雨を避けられるところと言えば、高架下くらいしか思いつきません。
こんな雨では誰も来ないだろうし、誰も来ないのに一人で「センターの日」をやるというのはなんの苦行かと思いましたが、雨でもやすだ先生の弁当配布にはかなり早い時間から並んでおられることがわかりました。やぶれかぶれでも続けていると発見があるのが「センターの日」です。
しかし、人はいても、高架下でやっていてはまったくアピールできません。雨宿りしている人もいるにはいるのですが、こちらから声をかけるほどのものを提供しているわけでもありません。これではらちが開かないと、雨も小降りだったので、いつもの場所に移動しました。
するとすぐに人が集まりました。集まりやすい場所と集まりやすい構えかたというものがやはりあるのだなと思います。これは大道芸なんかでも言えそうだし、場所の力のようなものがあるからこそ、ショバ代みたいな考えも出てくるのでしょう。
アメリカンドッグもどきでもおいしい
この日は雨が降らなければ、12月にやったキャベツ焼きにチャレンジするつもりで材料を買い込んでいたのですが、雨では人も来ないからやめにしました。では代わりに何をやるのかと考えて、アメリカンドッグもどきを作ってみることにしました。
アメリカンドッグといえば、簡単に考えれば、魚肉ソーセージにホットケーキミックスをつけて油で揚げたものです。といっても、あまり大がかりにはできないので、魚肉ソーセージは3等分くらいにして、串は刺さずに多めの油で焼きました。
形はもう一つですが、味はいけました。魚肉ソーセージ単体でも、ホットケーキミックスだけでもこの味にはならないでしょう。熱々のホットケーキ生地に包まれて温まった魚肉ソーセージが、アメリカンドッグとしか言いようのない味わいになっていたのです。
これまで「センターの日」では、かき氷、からあげ、お好み焼き、ホットケーキ、キャベツ焼きと数々のヒットを探り当ててきましたが、ここに新たにアメリカンドッグが加わりました。
雨の日のホットコーヒー
寒かったのでコーヒーがたくさん出ました。寒い中ではたかがホットコーヒーもよろこばれます。むしろホットコーヒーだけにして、手早く提供できるようにしたほうがよかったかもしれません。雨の日はそれでもいいのかもしれません。