「センターの日」第三期のテーマは「集合知」
2025年の6月で「センターの日」は87回を迎えるようです。87回もやっていると、もう何回に何をやったとか思い出せません。毎回のビラなど、記録は残っているのですが、量が多すぎて理解しきれなくなっています。
それでも大まかな区切りとして、センターの中でやっていた2017年11月から2019年4月までの第一期、センター閉鎖後、西側のシャッター前でやっていた2019年5月から2024年11月までの第二期、そして、センター南側でやりはじめた2024年12月以降の現在とがあります。
第一期はとにかく聞き取りに力を入れていました。センターがどんな場所なのかを知り、その存在意義を明らかにしようとしていました。
第二期は排除された後の場所づくりのため、毎回映画を上映したり、お好み焼きやホットケーキを作ったり、さまざまなことを試していました。
そして、これからの第三期のテーマは「集合知」にしたいと考えました。
「センターの日」からのお願い その1
毎回の「センターの日」で、みんなが入手したビラや集会の資料、チラシなどを持ち寄って、回し読みする試みをしてみたいと考えています。
「ここはいつもビラを配っているな」「最近、このチラシよく見る」とか、「こんな集会やっとったんか」といった振り返りを月に一回、集まった人たちでやってみませんか。
知っているようで知らなかったことが見つかれば驚きになるし、みんな知っていることは知っているなりに確かめるのも面白いと思います。
それ以外にも、自分が好きな本、気になった本、パンフレット、なんでも好きに持ち寄ってください。関心の向くままにおしゃべりしましょう。
「センターの日」からのお願い その2
「センターの日」では、過去に何度かにわたって、中島敏さんの写真について取り上げてきました。写真を展示したこともあったし、ビラで紹介を書いたこともありました。今回、中島さんの写真の中でも、飯場を記録したものに注目して、活用方法を考えたいと思っています。
飯場の写真は1988年から1997年にかけて撮られています。写真と合わせて残されたメモがあるのですが、メモだけではどうしてもわからない部分があります。その飯場が現在もあるのかどうか、建て替えられているのかどうかもわかりません。
そこで、みなさんが飯場で働いた経験をもとに、写真について情報提供いただけないかと考えています。また、飯場での労働経験がない人も、写真を見て気づいたことを教えてください。写っているものから「これはこういう状況で撮られたんじゃないか」「ここにこれが写っているということは……」という推理をしてみましょう。