大阪城公園よろず相談

大阪城公園を中心に野宿者支援活動を続けている大阪城公園よろず相談のブログです。

2021年3月18日(木)夜回り・待ちに待った春の到来です

 こんばんは。よろず相談です。

 待ちに待った春の到来です。

 と、うきうき気分もないにはないけれど、

 寒暖差が激しいし、花粉も飛ぶし、朝は眠いし、実は春は苦手、という方も多いのではないでしょうか。

 パンデミックからはや1年が過ぎ、アフターコロナな世の中。コンビニに行けば、釣り銭とレシートが客に向かって機械から直接うにょうにょ出てきます。ソーシャルディスタンスを保つための白線も見慣れたものになりました。マスクもパンツ並みに人間が社会生活を営むうえで欠かせないアイテムになっています。というよりもはやパンツ以上ですね! パンツ履いてないよりマスクしてないほうが白い目で見られますかね。パンツ履きなさい! って注意するにもまず、マスクがないとですね。人権を主張するにもまずマスクしてね、って言われちゃいますね。総務省の接待疑惑で答弁に立つ政治家も、ちゃんとマスクしてますね。悪いことするのもマスクしてねって感じですか。

 「マスク飲食」なる振る舞いも奨励されているみたいで、これはなかなか難易度が高そうです。マスクつける→外す→食べる→マスクつける→外すー→食べるということを繰り返して食事を続けるらしいのですが、各メディアがこの動作をこぞって映像化しており、ちょっと笑ってしまいました。こういった動作を国民ひとりひとりが執り行えば、感染リスクを抑えながら経済を回せるというのか? と、正直信じがたい気持ちでした。

 ほのぼのしたい春です。

 1日も早い疫病の退散を願うばかりです。

 ワクチンは野宿者まで届くでしょうか?

 さて、来週の日曜日は寄り合いです。今回は難波宮で行います。遠慮なくお立ち寄りください。

第40回「センターの日」のお知らせ

その思いを当たり前に口にできるように

 建て替えの計画を前に閉鎖、排除が刻一刻と迫るセンターで、何かができないかと模索して、私たちは2017年11月から「センターの日」をはじめました。どんな展開になろうとも、立場は違えど、センターに集まる人びとと同じものと向き合って、やるべきこと、できることを探し続けるつもりで「センターの日」をやってきました。

 孤独な闘いを孤独なままに終わらせないために、私たちが、その一人ひとりと出会い、関係を作りながら、理解を深め、自然と集える場所を作って、その思いをみんなが当たり前に口にできるようにしなければなりません。そうやって、私たちは私たちの世界を変えていきましょう。

場所・日時のご案内

 JR新今宮駅西口から地上に出て、国道の向かいのあいりん総合センター正面付近で、2021年3月20日(土)13時から16時に実施します(基本的に毎月第三土曜日)。

これまでの「センターの日」

 これまでの報告はこちらです (第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回(中止) 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 第31回 第32回 第33回 第34回 第35回 第36回 第37回 第38回 第39回)。

f:id:asitanorojo:20210316221008j:plain



カンパのお願い

 大阪城公園よろず相談の活動に賛同いただける方はカンパにご協力下さい。以下の口座まで振り込みをお願いします。活動に関心のある方は一声おかけ下さい。夜回りや寄り合いのほか、哲学読書会やソフトボール大会、「センターの日」などの活動も行っています。

郵便振替

記号14080
番号32204771
大阪城公園よろず相談

郵貯以外からの振り込みの場合
店名 四〇八(ヨンゼロハチ)
店番 408
預金種目 普通預金
口座番号 3220477

2021年2月20日(土)第39回「センターの日」——●●さんについて

●●さんについて

 彼と出会ったのは2017年の11月、難波宮跡公園で、大阪城公園よろず相談の夜回りの時でした。その数ヶ月後、2018年7月に「センターの日」の声かけをしていてセンター3階で再会しました。

 「前にあなたと会ったことがあると思う」と言われ、釜ヶ崎で会ったのでなければ、よろずの夜回りの時ということになるけど……と考えていて、「あっ、●●さんですか!」と思い当たりました。彼は「あちゃ〜」という顔をして「わしどこにも行けんようになるな」と、となりの友だちと笑っていました。
 1日2冊のペースで本を読むと言っていた彼は、「センターの日」で古本を配布していた時は「すごく助かってます」と喜んでおられました。

 センター閉鎖後は「必要な人に分けてあげて下さい」と、衣料品や雑貨をたびたび提供して下さいました。ややこしいから運動にはかかわらないと言いながら、「俺たちはどこでも生きていける」とうそぶく仲の良い友だちと一緒に、「私らは最後まで居座るつもりです」と言っていました。

 彼が亡くなったらしいことを2月の「センターの日」の前日に知り、お供え物として彼が「大好物だ」と言っていた週刊誌と花を買っていきました。すごく悲しいことが起きたはずなのに、悲しみ方が分からず、どこか白々しいことをしている気持ちでした。●●さんと親しかったお隣さんに話しかけて、彼が「来てくれてありがとう」と繰り返し言って、ボロボロ涙を流すのに接してもらい泣きをしました。

f:id:asitanorojo:20210316220529j:plain

悲しみのありか

 建て替えの計画を前に閉鎖、排除が刻一刻と迫るセンターで、何かができないかと模索して、私たちは2017年11月から「センターの日」をはじめました。どんな展開になろうとも、立場は違えど、センターに集まる人びとと同じものと向き合って、やるべきこと、できることを探し続けるつもりで「センターの日」をやってきました。

 しかし、「最後まで居座ろうと思う」と腹をくくっていた彼が、その最後の日を迎えることは、もうありません。死の間際はとても弱っていて、それでも救急搬送を拒んでいたと聞きました。

 「●●さんに生きていて欲しかった」——そう思うことは、十分すぎるほど苦しんで亡くなった彼に、なお苦しみを強いることを意味するだけなのかもしれません。また、彼は自分の苦しみや抗いがついに報われる日など決して来ないと理解していたのかもしれません。このように考えていて、ようやく自分の悲しみがどこにあるのかを突き止められた気がしました。

f:id:asitanorojo:20210316220446j:plain

残されたもの

 彼の苦しみ、彼の抗いは、たとえ決して報われなかったのだとしても、何も残さなかったわけではありません。苦しみを苦しみのままにして、彼の抗いが見えていながら、手が届かないまま終わらせてしまった悔いが私たちの中に残されています。

 彼が抗っていた状況は何一つ変わっていません。野宿生活を送る仲間が、本当は悔しい思いを抱えて暮らしているのに、それを口にできないのは、その言葉を聞ける人間がいないからです。みんな、一人ひとりが同じ思いを胸に秘めて、孤独に闘っているのだと思います。

 孤独な闘いを孤独なままに終わらせないために、私たちが、その一人ひとりと出会い、関係を作りながら、理解を深め、自然と集える場所を作って、その思いをみんなが当たり前に口にできるようにしなければなりません。そうやって、私たちは私たちの世界を変えていきましょう。

 f:id:asitanorojo:20210316220405j:plain

2021年3月4日(木)夜回り・2/19

 私たちが彼と初めて会ったのは2017年11月の難波宮跡公園でした。その後も何度かお会いして、しばらく姿が見えないと思っていたら、2018年7月に釜ヶ崎のセンターの3階で再会しました。2017年末から、私たちは、建て替えの計画を前に閉鎖、排除が刻一刻と迫る釜ヶ崎のセンターで、何かができないかと模索して「センターの日」という取り組みをしていました。彼と再会したのはその取り組みでセンターに集まる人たちに話しかけて回っている時でした。

 「前にあなたと会ったことがあると思う」と言われ、釜ヶ崎で会ったのでなければ、よろずの夜回りの時ということになるけど……と考えていて、「あっ、●●さんですか!」と思い当たりました。彼は「あちゃ〜」という顔をして「わしどこにも行けんようになるな」と、となりの友だちと笑っていました。

 2019年4月にセンターからの強制排除があってからも、彼はセンターの周りで野宿生活を続けていました。「俺たちはどこでも生きていける」とうそぶく仲の良い友だちと一緒に、「私らは最後まで居座るつもりです」と言っていました。

 排除に対抗する明確な道筋も見えてこない中、それでも、その最後の時まで、そして、その最後の時を迎えた後であっても、同じものに同じ場所で向き合おう、私たちはそう思っていました。

 しかし、彼には、もはや、その最後の時を迎えることすらできません。死の間際はとても弱っていて、それでも救急搬送を拒んでいたと聞きました。

 「●●さんに生きていて欲しかった」——そう思うことは、十分すぎるほど苦しんで亡くなった彼に、なお苦しみを強いることを意味するだけなのかもしれません。また、彼は自分の苦しみや抗いがついに報われる日など決して来ないと理解していたのかもしれません。

 しかし、彼の苦しみ、彼の抗いは、たとえ決して報われなかったのだとしても、何も残さなかったわけではありません。私たちの中に彼の抗いが残っているし、苦しみを苦しみのまま終わらせない責任が私たちの中に残されています。本当は悔しい思いを抱えて暮らしているのに、それを素直に口にできないのは、それを聞ける人間がいないからです。

 孤独な闘いを孤独なままに終わらせないために、私たちは、その一人ひとりと出会い、関係を作りながら、理解を深め、自然と集える場所を作って、その思いをみんなが当たり前に口にできるようにしなければなりません。そうやって、私たちは私たちの世界を変えていきましょう。

2021年2月18日(木)夜回り・大阪に来て知ったこと

 こんばんは。大阪城公園よろず相談です。寒い日が続きますが、皆でこの難局を乗り切れば、暖かい日々は訪れます。

 とはいえ、この世の中どうなっているのか、私自身大阪に来るまではテレビや新聞などでしか情報を得ておらず、メディアによる情報操作によってそれが真実であると思っていました。しかし実際はどうでしょうか。報道されない『真実』が浮き彫りになってます。例えば野宿している方が何を思いどういう考えを持って日々を生きておられるのか。あるいは世界的な大きなイベントが開催される度にそれを口実にして再開発が進み、それに抗議した人々に対して暴力的に排除、又は弾圧が世界各地で行われています。それはその場所をよりどころにしていた人々の権利を奪い何もかも排除するという暴挙に出ているのです。というようなことを私は大阪に来て知ったのです。

 さらに問題提起しているのは五輪、万博、IR、カジノの問題です。外国人観光客を呼び込むインバウンドを推進する奴らは、そういった人々をどう見ているのでしょうか。『ふーん。関係ないし』とぐらいにしか思っていないのは明白です。というような事を考えながら今日も夜回りをします。(の)

第39回「センターの日」のお知らせ

われ集まる、ゆえにわれらあり

 「センターの日」のルールは「毎月第3土曜日の13時から16時にセンターでやる」というシンプルなものです。コーヒーを用意したり、炭火焼きをやったり、映画を流したりといった仕込みはしていますが、特に何をやらないといけないということはありません。

 「われ集まる、ゆえにわれらあり」といったようなもので、集まることは自明の理であると言えましょう。

場所・日時のご案内

 JR新今宮駅西口から地上に出て、国道の向かいのあいりん総合センター正面付近で、2021年2月20日(土)13時から16時に実施します(基本的に毎月第三土曜日)。

これまでの「センターの日」

 これまでの報告はこちらです (第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回 第22回 第23回 第24回(中止) 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回 第29回 第30回 第31回 第32回 第33回 第34回 第35回 第36回 第37回 第38回)。

f:id:asitanorojo:20210216151704j:plain

カンパのお願い

 大阪城公園よろず相談の活動に賛同いただける方はカンパにご協力下さい。以下の口座まで振り込みをお願いします。活動に関心のある方は一声おかけ下さい。夜回りや寄り合いのほか、哲学読書会やソフトボール大会、「センターの日」などの活動も行っています。

郵便振替

記号14080
番号32204771
大阪城公園よろず相談

郵貯以外からの振り込みの場合
店名 四〇八(ヨンゼロハチ)
店番 408
預金種目 普通預金
口座番号 3220477

2021年1月16日(土)「センターの日」——われ集まる、ゆえにわれらあり

引き続き雨に降られた第38回「センターの日」

 昨年末12月に続いて雨に降られました。午前中は雨が降っていて、午後からは晴れるはずだったのに、タイミングを見計らったかのようにパラパラと降りはじめるところまで同じパターンでした。道具をほとんど並べ終えたところから、大急ぎで高架下に移動させました。屋根がないというのは本当に困りものです。

f:id:asitanorojo:20210215162321j:plain

みなさん、お手伝いありがとうございました

 事前にぜんざいをやると告知していたせいか、開始すぐに大勢の方がみえられました。態勢も整わないまま、長い列ができてしまい、人手も足りず、内心大混乱に陥っていました。

 しかし、今回は多くの方に飛び入りでお手伝いいただきました。ぜんざい用にカンパでいただいていた鏡餅を細かく開く作業や、温めたあんこでおもちを柔らかく茹でていく作業など、分担してやっていただきました。

 そうすると、次々と「何かやることある?」と申し出があり、これまたカンパでいただいたサツマイモを焼き芋用にアルミ箔で包む下準備を手伝っていただきました。

f:id:asitanorojo:20210215162402j:plain

肉を焼く、もちを焼く、パンを焼く

 寒い季節はバーベキューコンロで炭火焼きが定例化しています。焼きはじめに何らかの肉は用意するようにしていて、あとはウィンナーのカンパに頼っています。いつか焼き切れないくらいの肉を焼き続けてみたいものです。

 炭火焼きの方もご参集いただいたみなさんの中からお手伝いいただきました。というより、ほとんど自主管理で誰かが焼いては平等に分配する仕組みが自生的に生まれ、圧倒されるばかりでした。

 ぜんざいのあんこが無くなっても鏡餅はたくさん残っていたので、希望する方には自分で焼いて食べていただきました。「センターの日」と同じ土曜日にセンター横で配っておられるパンを炭火で焼くと、より美味しくいただけます。ぜひご活用下さい。

f:id:asitanorojo:20210215162539j:plain

問答無用の第3土曜日

 「センターの日」のルールは「毎月第3土曜日の13時から16時にセンターでやる」というシンプルなものです。コーヒーを用意したり、炭火焼きをやったり、映画を流したりといった仕込みはしていますが、特に何をやらないといけないということはありません。

 「われ集まる、ゆえにわれらあり」といったようなもので、集まることは自明の理であると言えましょう。

f:id:asitanorojo:20210215162620j:plain

f:id:asitanorojo:20210215162651j:plain