大阪城公園よろず相談

大阪城公園を中心に野宿者支援活動を続けている大阪城公園よろず相談のブログです。

第53回「センターの日」のお知らせ

「センターの日」とは 釜ヶ崎で何が起きているのか、私たちは何かできることはないのか、私たちは何を知るべきなのか。一から考えるために、私たちは2017年11月から月に一回、第三土曜日に釜ヶ崎のセンターで労働者の声を聞く取り組み、「センターの日」をは…

2022年3月19日(土)第52回「センターの日」——センター周辺のゴミの片付けをします

センター周辺のゴミの片付けをします 4/16(土)の午前中に、有志を募って、衛生的に問題のあるゴミを中心に片付けたいと思います。センターで生活しているみなさんのお話をうかがいながら、不要なものを選り分けて袋詰めして回収していきます。手配できる…

釜ヶ崎の外へ/開会のあいさつ

この記事に収録したのは、2022年2月5日(土)に開催されたトークイベント「釜ヶ崎の外へ——2000年代の行政代執行、以前/以後の経験から学ぶ」の開会のあいさつとして配布されたテキストです。 センターの日番外篇「釜ヶ崎の外へ——2000年代の行政代執行、以前/…

ジェントリフィケーション生活相談会のご案内——2022年3月19日(土)から21日(月祝)

2月末、大阪市は難波宮跡公園の管理運営事業者の公募を発表しました。難波宮は史跡であることから商業的な開発を免れてきましたが、いよいよ2025年の大阪万博に向けて魔の手が伸びてきました。 にぎわい創出・経済活性化・世界都市へなどと大きなスローガン…

2020年3月17日(木)夜回り・その名はジェントリフィケーション!

2月末、大阪市は難波宮跡公園の管理運営事業者の公募を発表しました。難波宮は史跡であることから商業的な開発を免れてきましたが、いよいよ2025年の大阪万博に向けて魔の手が伸びてきました。 にぎわい創出・経済活性化・世界都市へなどと大きなスローガン…

第52回「センターの日」のお知らせ

「センターの日」とは 労働者の街として知られる大阪の釜ヶ崎は今、大きな再開発の波にさらされています。2012年に始まった西成特区構想による「まちづくり」も進められています。貧困層の追い出しをともなうジェントリフィケーションであるとの批判もありま…

第51回「センターの日」——ゴミの山を見ていて

第51回「センターの日」のあらまし 2月の「センターの日」はあいにくの雨でした。そんなにたくさんの人は来ないだろうということと、雨の中で炭火焼きをするのは大変であるということで、白湯スープを作りました。鶏肉と大根を具にして、フードバンクからた…

2022年3月3日(木)夜回り・大阪市の優しいまちづくり

2/24付けの報道発表資料で、大阪市は難波宮跡公園を観光客向けに作り変えることを発表しました。これは大阪城公園を皮切りに、天王寺公園、長居公園などですでに実行されているものです。 そのようにして大阪市は公園の利用者を選別したいのです。ひいては「…

2022年2月17日(木)夜回り・私たちは何を守らなければならないのか

前回の夜回りでお知らせした集会が予定どおり開催されました。いろんな立場の人がそれぞれの関心で参加してくださっていたようです。 排除とは何か、排除に立ち向かうとはどういうことなのかを考えるために、2000年代の野宿者運動の経験から学ぶという趣旨で…

第51回「センターの日」のお知らせ

「センターの日」とは 労働者の街として知られる大阪の釜ヶ崎は今、大きな再開発の波にさらされています。2012年に始まった西成特区構想による「まちづくり」も進められています。貧困層の追い出しをともなうジェントリフィケーションであるとの批判もありま…

2022年1月15日(土)第50回「センターの日」——生活と存在肯定を橋渡しする場所を求めて

第50回「センターの日」のあらまし 1月の「センターの日」は50回記念として、少し奮発して炭火焼き用の肉を5キログラム用意しました。また、東成フードバンクさんからいただいたアルファ米、のりの佃煮なども提供できました。ごはんがあるとお腹もふくれるし…

2022年2月3日(木)夜回り・先月の寄り合い中止のおわび/釜ヶ崎の外へ――2000年代の行政代執行、以前/以後の経験から学ぶ

先月の寄り合い中止のおわび 1/23は寄り合いを予定していたのですが、雨のため中止にしました。楽しみにしてくださっていたみなさん申しわけありませんでした。 釜ヶ崎の外へ――2000年代の行政代執行、以前/以後の経験から学ぶ 今週土曜日(2/5)、午後2時か…

2022年1月20日(木)夜回り・今がこんな世界だからこそ

真冬日とはだいたい1月末頃のことで、一番冷え込む時期にあたるのだと、先日テレビでやっていました。そういえば数日前も雪がちらついていました。今月の寄り合いでは温かいおでんを用意しようと思います。初めての方も遠慮なくおこしください。 昨年末より…

第50回「センターの日」のお知らせ

「センターの日」とは 労働者の街として知られる大阪の釜ヶ崎は今、大きな再開発の波にさらされています。2012年に始まった西成特区構想による「まちづくり」も進められています。貧困層の追い出しをともなうジェントリフィケーションであるとの批判もありま…

2021年12月18日(土)第49回「センターの日」——ハモとタイ

第49回「センターの日」のあらまし 年末の気力体力の限界で、事前のビラ配布ができなかったせいか、参加人数は少なくなりました。しかし、そのぶん、ふだんよりゆったりとした雰囲気でおしゃべりできたのは良かったと思います。 カンパでいただいたタイとハ…

センターの日番外篇「釜ヶ崎の外へ——2000年代の行政代執行、以前/以後の経験から学ぶ」

2022年2月5日(土)、西成市民館にて、以下の企画を開催します。大きな時代のうねりに襲われる釜ヶ崎で、私たちは反排除の経験に正面から向き合い、強制排除にいかに抵抗するのか(抵抗できるのか)を考えたいと思います。 企画趣旨 2019年、あいりん総合セ…

2021年12月23日(木)夜回り・センター追い出し裁判について/年末年始について

センター追い出し裁判について こんばんは。大阪城公園よろず相談です。気が付けば2021年も残りわずかになりました。こうして月日が経つのが早いと何をしたらいいのかわからなくなるのが正直な感想です。今回は『センター追い出し裁判』について書きます。 …

第49回「センターの日」のお知らせ

「センターの日」とは 労働者の街として知られる大阪の釜ヶ崎は今、大きな再開発の波にさらされています。2012年に始まった西成特区構想による「まちづくり」も進められています。貧困層の追い出しをともなうジェントリフィケーションであるとの批判もありま…

2021年11月20日(土)第48回「センターの日」——第三土曜日のお約束

第三土曜日のお約束 寒くなってきたので久しぶりに炭火焼きをしてみました。いつもアルミホイルに包んださつまいもを仕込むところ、じゃがいもにしてみると、これはこれで味わいがありました。にんにくのホイル焼きもやってみたのですが、これもひとかけでも…

2021年12月9日(木)夜回り・文句なしの冬の寒さに文句をいう

文句なしに冬の寒さがやってきました。それでも今年の冬はマシだなどと言われても何の慰めにもなりません。ちょうど一ヶ月前の夜回りのビラに世界の見方、世界観がどうとか書いていました。あの時はまだ寒さもマシでしたね。 慰めにならないと言いつつ、まだ…

2021年11月25日(木)夜回り・大切なことはそうは変わらない

夜回りでは配れませんでしたが、流用もできない内容なので、記録として残しておきます。 月曜日の雨は激しかったですね。翌日からは天気予報通りグッと冷え込んできました。 新型コロナの流行はどうなるのでしょう。今のところ、感染者数は下がり続けて、リ…

第48回「センターの日」のお知らせ

「センターの日」とは 労働者の街として知られる大阪の釜ヶ崎は今、大きな再開発の波にさらされています。2012年に始まった西成特区構想による「まちづくり」も進められています。貧困層の追い出しをともなうジェントリフィケーションであるとの批判もありま…

2021年10月16日(土)第47回「センターの日」——ビラとルビ

ビラとルビ ご覧のとおり、「センターの日」のビラはすべての漢字にルビをふっているのですが、「センターの日」をお手伝い下さった労働者に「これがありがたい」「勉強できて助かる」と言われました。野宿者運動の現場では、20年前からビラにルビをふるのが…

2021年11月11日(木)夜回り・夜回りに寄せて

私たちは、同じ言葉を使いながら、まったく別のことを語っている人と向き合わねばならない時に生きています。それが分からない人の言葉にからめとられるのは、自分もまた、一方でその用法に縛られているからでしょう。同じ場面で同じ言葉を使っていても道は…

2021年10月28日(木)夜回り・路上に転がっている可能性

だいぶ寒くなってきました。今週月曜日の雨では、原付に乗っていて寒さに凍えました。先週日曜日の寄り合いでは、寒さに備えて衣料の配布を行いました。前回の夜回りの翌日の夜には、希望を聞いて、いく人かに寝袋をお届けすることもできました。 今月はいろ…

2021年10月14日(木)夜回り・多様性について考えました

前回のビラに書いた「そろそろ冬支度?」というのは、いくらなんでも気が早すぎるだろうと、のちに反省しました。 盛り上げたわりになんの中身もなかった自民党の総裁選が終わり、衆議院の解散総選挙が近いということで、各党の公約がマスメディアをにぎわせ…

第47回「センターの日」のお知らせ

「センターの日」とは 労働者の街として知られる大阪の釜ヶ崎は今、大きな再開発の波にさらされています。2012年に始まった西成特区構想による「まちづくり」も進められています。貧困層の追い出しをともなうジェントリフィケーションであるとの批判もありま…

2021年9月18日(土)第46回「センターの日」——いかなる意味でも排除には反対です

9月の「センターの日」のあらまし センターで野宿している方から新型コロナウィルスの感染者が出たということで、どうしようかと迷ったのですが、消毒を徹底して、飛沫予防のついたてを用意した上で、焼肉用コンロで熟成させた豚肉とおもちを焼いて提供しま…

2021年9月30日(木)夜回り・そろそろ冬支度?/釜ヶ崎の日雇い事情

そろそろ冬支度? たまによろずの寄り合いにも顔を出して下さる方から、「ひがしなりフードバンクでもらったから」とアルファ米や飴などの食料品のほか、マスクや石けんなどの物品をカンパしていただきました。数のあるものは夜回りで、数が限られるものは寄…

2021年9月16日(木)夜回り・朝晩冷え込むようになってきました/現金に行ったこと

朝晩冷え込むようになってきました 大雨が続いたかと思えば猛暑、猛暑が続いたかと思えばまた雨と、今夏はこの繰り返しでした。台風シーズンも近づき、ようやく暑さも和らいできそうな気配です。その分、朝晩の冷え込みが気になるようになってきました。毛布…