大阪城公園よろず相談

大阪城公園を中心に野宿者支援活動を続けている大阪城公園よろず相談のブログです。

2021年9月16日(木)夜回り・朝晩冷え込むようになってきました/現金に行ったこと

朝晩冷え込むようになってきました

 大雨が続いたかと思えば猛暑、猛暑が続いたかと思えばまた雨と、今夏はこの繰り返しでした。台風シーズンも近づき、ようやく暑さも和らいできそうな気配です。その分、朝晩の冷え込みが気になるようになってきました。毛布や寝袋が必要な場合は、お声かけ下さい。

現金に行ったこと

 先日、久しぶりに現金に行ってきました。建設労働自体が10年ぶりで、釜ヶ崎のセンターから現金となると15年ぶりくらいでしょうか。仕事が減っている、求人時間帯が早くなっているという話をよく聞いていたので、朝4時にセンターに行きました。自転車で阿倍野の方から降ってきて、太子の交差点を渡るとすぐに「現金行きませんか」と声を投げかけられました。それからセンターに到着するまでにも何度か声をかけられたし、車もたくさん停まっていたので、どうやらあぶれることは無さそうだと安心しました。

 日当は11,000円で、仕事はベースコン打ちとユンボの掘削の手元、現場は大阪市内と、悪くなさそうなので、最初に話したところに決めました。昔は現金は良くて10,000円という感じでしたが、少し高くなっているのでしょうか。一緒に飯場に向かったのは顔付の人ばかりのようで、道すがら拾って行きました。5時半に飯場について出発は7時半なので、2時間もの待機時間がありました。50室以上ある飯場も入寮者はわずか2名ということでした。

 顔付の現金の人と一緒に行った現場は、だだっ広い敷地でした。昔の土方のノウハウや身体の使い方を思い出し思い出し働きました。仕事のペースはほどほどで、きついことはなかったのですが、鈍った身体に炎天下のコンクリ打ちはこたえました。

 今回、久しぶりに行って気になったのは、現場の会社の人も、飯場で同席した労働者も、みんな「優しい」人ばかりだったということです。釜ヶ崎の労働者はもともと初心者に親切という印象はあるものの、だいぶ雰囲気が違いました。この日がたまたまそうだったのか、この10数年で変化があったのか、また仕事に行ってみたいと思います。