大阪城公園よろず相談

大阪城公園を中心に野宿者支援活動を続けている大阪城公園よろず相談のブログです。

2023年7月6日(木)夜回り・海外からも関心を寄せられる大阪城公園の問題とは

 今月も第一日曜日と第二日曜日の二段構えで備えたところ、先日の第一日曜日に無事寄り合いをすることができました。

 ふだん夜回りで声かけさせていただいている人も、他の人に連れられて顔を出して下さいました。ありがとうございます。

 ヨーロッパから来た姉妹も足を運んでくれました。日本で暮らす妹を訪ねて来たお姉さんは、ドイツ語やポーランド語、英語のほか、アフリカのセネガルの言葉もできるそうです。「しばらく日本で暮らしたら、すぐに日本語も覚えてしまうだろう」と妹さんが言っていました。

 先週の金曜日には滞日中のフランス人のフリーランスのジャーナリストに頼まれて、大阪城公園のパークマネジメント事業の問題点について、実際に公園を回りながら取材を受けました。「このような民営化は大阪で特にひどいのか?」との問いに、「大阪はあらゆることの実験場にされている。例えば大阪都構想住民投票について、安倍政権とのつながりの強かった当時の橋下市長は「憲法改正国民投票の予行演習だ」と公言していた」と教えると、「クレイジー!」とびっくりしていました。

 大阪市内のあちこちで強引に進められる街路樹の伐採や大阪万博による自然破壊、カジノに反対して、あちこちから声が上がってきています。また、日本国内はもちろん、海外からも関心が高まってきています。しかし、私たちはあくまで野宿する仲間の命と生活を守るための活動の中で見えてきたものとして、この問題をとらえています。本当の意味で生活にかかわる問題提起とは、そういうものであるはずです。ノジュクシャ・ライブズ・マターと言えなければ、公園の問題は語れません。