大阪城公園よろず相談

大阪城公園を中心に野宿者支援活動を続けている大阪城公園よろず相談のブログです。

2020年4月23日(木)夜回り・新型コロナウイルス感染症にまつわる行政の対応/大阪城公園よろず相談・定例寄り合い/民間の取り組み

新型コロナウイルス感染症にまつわる行政の対応

 4/20に「総務省は一律10万円の給付について、路上生活者(ホームレス)やネットカフェで寝泊まりする人も、住民登録している市区町村での給付申請が可能だとした」(共同通信 2020.4.20)という発表がありました。しかし、今のところ、住民票を削除されている人、遠方に置いたままという人は利用できない制度となっています。

 緊急事態宣言発令当初は様子見されていたネットカフェにも閉鎖の要請が出ています。大阪府はネットカフェから追い出された人のための協力ホテルを確保したとしていますが、ほとんどの施設で2,500円、安くて1,100円なので、長期の利用は厳しいと思います。日雇派遣の仕事も1/10になったという話も聞いています。兵庫県では、ネットカフェを追い出された人のために県営住宅を無償提供することを発表しました。このような取り組みが全国で必要です。大阪府は、現在住んでいる住宅の確保が難しくなった人への臨時の住まいとして府営住宅を提供するにとどまっています。

大阪城公園よろず相談・定例寄り合い

 大阪城公園よろず相談では、月に1回日曜日に寄り合いをしています。今月は4/26(日)です。ふだんは持ち寄りご飯での交流をメインにしていますが、今回は炊き出しないし、配食の準備をしたいと考えています。困っている方は遠慮なくお越し下さい。この状況は長引くと思われます。みなさんの直面している困難を教えて下さい。

民間の取り組み

 民間では「住まいとくらし緊急サポートプロジェクトOSAKA」という取り組みもはじまっているようです。インターネットでの相談のほか、4/23(木)・24(金)に相談会が開かれています。

(引用)直接の相談を希望される方は、4/23(木)もしくは24(金)に以下の場所にお越しください。弁護士など専門の相談員が状況をお伺いします。相談にお金はかかりません。
日時:4/23および4/24 両日9:00-15:00
場所:大阪市西成区太子1丁目4-5 ドリーム22
(最寄駅*JR環状線新今宮」駅、大阪メトロ「動物園前」駅)(引用ここまで)

【参考資料】

ネットカフェ利用者向け、県営住宅を無償提供(神戸新聞 2020.4.20)

 兵庫県は20日、新型コロナウイルス特措法による休業要請で、インターネットカフェが利用できなくなり、寝泊まりする場所に困っている人に対し、県営住宅を無償提供すると発表した。同法に基づく緊急事態宣言が発令されている5月6日まで利用できる。

 提供する住宅は、毛布など寝具を備え、光熱費や水道代、家賃は無料。県内のネットカフェを利用できなくなった人が対象で、宿泊利用していたことが分かるレシートなどを提示する。

 神戸、加古川姫路市の3カ所に5戸を確保しており、利用者ニーズに応じて100戸まで拡大する。緊急事態宣言の対象期間が延びれば、終了日まで延長する方針。

 兵庫県内では、尼崎市が日額2千円で同様の取り組みを行っている。

 申し込みは、県住宅管理課TEL078・230・8459(平日午前9時~午後5時半)へ。

(藤井伸哉)

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