大阪城公園よろず相談

大阪城公園を中心に野宿者支援活動を続けている大阪城公園よろず相談のブログです。

2018年12月6日(木)夜回り・サンタ服の人達帰る日が落ちた公園

(尾崎放哉の句「青服の人等帰る日が落ちた町」をもじって・・・)

 こんばんわ、よろず相談です。

 2025年大阪万博が決まって、なんともいえない憂鬱が襲ってきました、といえば非国民のそしりをうけてしまいそうです。テレビも新聞も諸手を挙げて騒いでいるのに、なんだか気が乗らないことこの上ない心境です。

 先日の寄り合い(12月2日)の日は、ここ数年恒例化しているサンタランの日でした。サンタクロースの衣装を来た人々をたくさんみかけました。楽しそうというより、なんだかな、と思ってしまうまたまた招かれざる客のよろず相談です。難病の子どもにクリスマスプレゼントを贈るチャリティイベントらしいのですが、それを知ってもますますどうも気が乗らない。善意というものがみんなおそろいのサンタの衣装の形をとって表現されている気持ち悪さもあり、単に衣装もったいない、というのもあり、ハロウィンだのクリスマスだのマラソンだのトライアスロンだの、オリンピックだのイルミナージュだのカジノだの屋台村だのなんだのかんだの、あちこちで鳴り響く狂騒曲に耳を塞ぎたくなります。ただ静かに暮らしたい!

 活性化活性化と、騒ぎ立てないでくれ!「立ち止まらないでください」とはよく言ってくれたものです。「ここは寝るところではありません」「座り込み禁止」などなど停滞を禁止する文言が町中に溢れていませんか。

 立ち止まりたいし、寝たいし、座り込みたい・・・活性化したくない!

 活性化こそ国民の義務!タダ意味もなく立ち止まる、寝る、座り込むなどの停滞を引き起こす行為は、罪だー。禁止だー。

 けれどまただ、無為に生きているという、それもまた、人のありようではありませんか。