去る3月19日から21日の3日間、難波宮跡公園にてジェントリフィケーション生活相談会を開催しました。お金儲けのために公共空間を作り変えて、もともとの利用者がいづらくするようなことが大阪のあちこちで強引に進められています。
ふだん夜回りでお声かけするみなさんのところにも訪問して、3日間、食事をお届けしたり、お話をうかがったりしました。あからさまな圧力はないとのことですが、いずれ出ていかなければならなくなるのではと心配する声も聞きました。段階的に進められる極端な樹木の剪定や伐採、最初1ヶ月程度と告知されたのに3ヶ月経っても終わらないトイレの工事など、すでに無言の圧力は強まっているように思います。
通りすがりの地域の住人の方にもお話を聞きました。「こんな計画、誰も知らないですよね」「このままの公園でいい、自然のままの公園がいい」という声が少なからずありました。「野宿している人に訪問相談はしないのか」「実は自分も昔ホームレスをしていたことがあって、心配している」と、相談の相談を持ちかけて来られる方もおられました。
公園についてはいろんな考え方や立場があると思います。しかし、誰かが居られなくなくなるような公園は、結局は魅力のない公園になってしまうのです。「にぎやかなところがいいなら、USJのとなりに作ればいい!」とはもっともな意見です。よろずではこの問題について、野宿の仲間と向き合い、広く考え、取り組んでいきたいと思います。