大阪城公園よろず相談

大阪城公園を中心に野宿者支援活動を続けている大阪城公園よろず相談のブログです。

2019年3月14日(木)夜回り・ネズミ退治外伝 管理会社との戦い──⽔道料⾦編②/大阪城公園にオープンした劇場について

ネズミ退治外伝 管理会社との戦い──⽔道料⾦編②

 マンションの新しい管理会社が業務を引き継いで早々に水道メーターの検針を怠ったばかりか、これまでより高い料金で請求してきたところまでお話ししました。

 水道局の正規の料金表を入手し、こちらで確認した検針値をもとに再び管理会社に問い合わせました。一人親方と思われるC社のK氏の言うことには、水道管からマンションの給水タンクまでは水道局の領分だが、タンクに入った後はマンションの商品だから、値段のつけ方は自由なのだそうです。

 大阪市の水道料金は全国的に見ても安いと言われています。公共性の高い事業として安く、安全に提供できるような工夫がなされています。それを一管理会社が私物化するのは許されません。また、自らの落ち度により3ヶ月分の検針での請求となった水道料金を、使えば使うほど高くなる設定の1ヶ月分の料金体系に当てはめて本来より高く請求してくることに何の正当性もありません。

 とはいえ、不正に手を染める人間というのは正論を突きつけられてもひるむものではありません。詐欺や不正は密室で行われるものです。悪徳業者の方は一対一で丸め込めばいくらでもごまかしがきくと知っています。これに対抗するためには問題を可視化し、第三者の目をこの場に引き込むこと、そして実力行使が必要です。

 これ以前に、駐輪場に停めていた原付自転車のガソリンが何者かに抜かれるということがあり、マンションの各戸をまわって話を聞いたり、ビラを投函したりしたことがありました。このことから、何かあると他の住人から声をかけられたり、相談されたりすることが増えました。「下の階のベランダに子猫が入り込んで出られなくなっているのを助けられないか」とメールが来たこともありました(知るか!)。

 ある日、「水道料金おかしくないですか?」と上の階の人から話しかけられました。やはりみんなおかしいと思っていたのです。また、管理会社に問い合わせたら、やはり同じような言い逃れをされていました。ご近所さんと情報交換して新しいオーナー会社の詳細を把握し、これでもかと管理会社の不手際を書面にまとめて送りつけ、管理会社には正規の料金しか払わない旨を別途、簡易書留で伝えました。

 それからしばらくして管理会社からも簡易書留で封書が届きました(簡易書留で返す意味ないやろ)。怒りを抑えきれない文体で、「オーナーに連絡を取るな。オーナーもお前の方を不審に思っている」「いろいろ揚げ足を取って来ているが、お前に何か関係あるのか」というようなことを書き連ねていたので笑ってしまいました。こちらは変な証拠にならないようにあくまで丁寧かつ形式的な文書を送っていたのですが、K氏には耐え難かったようです。電話ではのらりくらりとかわす口八丁の人間でも、文章となるとからきしのようでした。

 しかし、この文書があってからも過大請求は止まりません。上の階の人はオーナー会社に直接電話して、「正規料金しか払わない」と宣告したら、「それで構いません」と言われ、請求書もまともな金額になったと教えてくれました。文書攻撃ではらちがあかないのでうちもオーナー会社に電話し、正規料金しか払わないことを留守番電話に吹き込んだら、次の請求からはまともな金額になりました。

大阪城公園にオープンした劇場について

 先日オープンしたクールジャパンパーク大阪で上演中の「KEREN」は平日公演の席が埋まらず、吉本興業は困っているようです。メディア関係から「前売り売ってるけど、タダで観れますよ」という打診が方々に入っている模様。大金かけてこけるのは勝手ですが、問題は公園を破壊するだけ破壊した事実です。

 この「KEREN」という舞台、なんと「サクヤルミナ」と同じモーメント・ファクトリーによるもののようです。海外観光客をあてにした「クールジャパン」の演出をカナダ・モントリオール発のアート集団頼みとは、初っ端から看板倒れもいいところです。市民には知る由のない大人の事情があるのでしょう。

 オープンセレモニー前日の2月22日付で市民の森の二箇所に立ち入り禁止が告知されました。倒木を理由にしたものでしたが、大量の倒木はすでに片付けられていました。明らかに劇場オープンと連動した動きです(3月7日に解除されました)。

 どさくさに紛れた排除が行われる可能性もあります。必要とあれば抗議行動も行いますので、よろず相談まで情報提供、ご相談下さい。