大阪城公園よろず相談

大阪城公園を中心に野宿者支援活動を続けている大阪城公園よろず相談のブログです。

2018年12月20日(木)夜回り・ネズミ退治外伝 管理会社との戦い──水道料金編①

ネズミ退治外伝 管理会社との戦い──水道料金編①

 数回にわたってお届けしたイタチごっこ・ネズミ退治シリーズの裏には悪徳管理会社との戦いがありました。

 うちの賃貸マンションは所有者がよく変わるようで、住みはじめて10年のあいだでも2度変わっています。最初の管理会社は「A社さんなら安心ですよ」と不動産屋が太鼓判を押していましたが、変わるごとに管理会社のダメさ加減が増していきました。

 2016年7月から管理を引き継いだC社は2ヶ月に1回の水道の検針をさっそく忘れました。ふだんと比べて請求額が多すぎるので問い合わせると「検針がひと月遅れになったため、3ヶ月分になっている。次回の請求額は1ヶ月分だけになるので、平均すれば“ほぼほぼ”同じ額になると思います」との回答です。

 一つ前のB社もいいかげんな会社でしたし、いきなりミスをやらかすC社もすぐには信用できません。3ヶ月分の請求額だとしても高すぎるように思われました。そこで水道料金の振り込みは次の請求まで保留しておき、翌月、4ヶ月分の水道料金を確認したところ、明らかに過大請求であるように思われました。

 ふたたびC社に問い合わせ、B社から引き継いだ時の検針の数値、ふだんの1ヶ月遅れ時点での数値、今回の数値を聞き出しました。今度はインターネットで大阪市の水道料金表を探したり、水道局に問い合わせたりして、水道料金の試算方法について調べました。

 戸別の水道料金は現在、水道局が検針して1ヶ月ごとに請求されます。ただし、マンションのような集合住宅の場合、集合住宅単位の水道局の検針・請求に対して管理者が支払い、入居者それぞれから徴収するやり方もあります。この場合、入居者への請求は2ヶ月ごとにまとめて行っても構いません。

 ただし、注意が必要なのは、大阪市の水道料金は使った量が多いほど高くなるように設定されているところです。大阪市の水道料金の試算表は1ヶ月単位の料金を算出するためのものであり、これに2ヶ月分をそのまま当てはめてしまうと、2ヶ月分の平均額を足した額(2か月分÷2×2)よりもかなり高くなります。それどころか、A社は3か月分の使用総量を1か月分の料金表で計算して、素知らぬ顔で請求してきていたのです。(つづく)

年越しそばのお知らせ

 2018年12月29日、夕方5時より、年越しそばで忘年会を開きます。いつも寄り合いをしている市民の森でお待ちしています。今年最後の四方山話で盛りあがりましょう。