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大阪城公園よろず相談

大阪城公園を中心に野宿者支援活動を続けている大阪城公園よろず相談のブログです。

2016年6月19日(日)第1回哲学読書会

 大阪城公園で野宿するKさん・Sさんのお二人が哲学に造詣が深いことから、この度哲学読書会をはじめることにしました。

 初回である今回は課題図書の選定と読書会の進め方を話し合いました。この読書会の企画が持ち上がった時には「カントの『純粋理性批判』を読もう」という話もありました。8人(+傍聴1人)による今日の話し合いの結果、ニーチェの『ツァラトゥストラかく語りき』を読むことになりました。

 きっかけは6月の寄り合いの際にKさんと数人のメンバーが話していたことです。とあるプロ野球選手が『ツァラトゥストラかく語りき』を読んでいると語っていたのを耳にしたKさんが、夜回りメンバーでもあるZさんにニーチェの思想について解説して話し込んでいました。ちょうど僕(筆者)も河出文庫版を買って読もうとしていると言ったところ、「それならツァラトゥストラを読もうか」という話になりました。

 今日は最初にKさんにニーチェの思想について解説してもらいました。19世紀の人間であるニーチェの言っていることが現代社会の状況に当てはまること、プラトン以来のギリシャ哲学やキリスト教の神、近代理性を批判し、プラトン以前に立ち返る自然回帰を唱えていることなど、これからどんな哲学書を読むとしても参照軸になるのではないかと考えました。

 『ツァラトゥストラ』は四部構成なので、月一回のペースで一部ずつ読み進めていくことになりました。各部にはいくつもの短いエピソードがつまっていて、毎回「ツァラトゥストラはこう言った」のような決め文句でしめられています。目次を見ているとテーマが多岐にわたり、一人一人が自分に合った部分を見つけられそうに思われました。そこで、各人が印象に残ったエピソードについて語り合う形で進めることにしました。

 次回読書会は717日の午前10時からになりました。都合のつく人は読書会の後に昼食を作って一緒に食べようと話しています。