エンドレスサマーかと思っていましたが、ちゃんと寒くなってきました。前回の夜回りの時も涼しくはなっていたものの、むしろちょうど蚊が元気な気温帯ではないかと思ったくらいでしたが、最近はどうでしょうか。
前回は帰り際に大阪城公園駅の階段のところにビッグイシューの販売員みたいな人が何人も立っているので不思議に思ったら、本当にビッグイシューの販売員の人たちでした。聞けば、大阪城ホールでノラ・ジョーンズのコンサートをやっているので、ノラ・ジョーンズが表紙の号を出張販売しに来たとのことでした。
ビッグイシューといえば、久しぶりに今年の7月に買いました。場所はアポロビルやルシアスに行く地下道でした。ピアース・ブロスナンが表紙の8月号はうちの近所の駅前で買うことができました。販売員の方がおられるところを日中通りすがるというのがわりと難しいので、生活サイクルが変わると買わなくなってしまいます。2025年7月号は1冊500円でしたが、ノラ・ジョーンズが表紙の2024年4月号はまだ450円でした。値段をどう受け止めるかは人によりけりでしょうが、「へー、こんなことがあるのか」とふだん自分が触れることのないような情報がわりとうまく拾われている印象があり、個人的にはお得感があります。
以前知り合いになった元販売員の人が「ビッグイシューが売れるようになるには、その場所の風景にならないといけない」とおっしゃっていました。路上で雑誌を売ることは、どこかで社会を変えることにもつながっています。
そういうふうに場所を作り、関係を作ることを夜回りでも大切にしたいと思います。