野宿生活をしている場合の医療のかかりかたをビラに書いて欲しいという要望があったので書きたいと思います。
日本には無料低額診療という制度があります。大阪市でこの制度が使える病院として西成区(釜ヶ崎)にある大阪社会医療センター附属病院(通称医療センター)が有名です。ここでは「無期限の貸し付け」という形で医療を受けることができます。
しかし、いきなりここへ行っても受診することはできません。受診するためには大阪市立愛隣会館内にある西成区役所保健福祉センター分館(旧大阪市立更生相談所、通称「市更相」)で医療券という書類を発行してもらう必要があります。ここの2階に行って医療センターを受診したい旨を告げて下さい。ここで相談するのは釜ヶ崎地域内で過ごしている人が対象になります。野宿でもなんでもいいので前夜は釜ヶ崎で過ごしたことを伝えて下さい。
医療券をもらったら、医療センターへ行って下さい。玄関から入るとそこで医療券を確認されるので、それ以降は指示に従うようにして下さい。継続して治療を受けることもできますが、受診するごとに医療券をもらう必要があります。
はなはだ簡単な説明になりますが、くわしいことを知りたい方は夜回りか寄り合いの際におたずねいただけると幸いです(裏面地図あり)。
