あいかわらず花粉症でつらいのですが、これは本当に花粉症なのだろうかという疑念もあります。単に花粉症というだけでこんなにしんどいのだろうか。新年度でやらなければならないことが山積みでゆううつさにとらわれているだけなのではないかとも思います。試しに花粉症の薬を飲むのをやめてみたところ、やっぱりしんどくなり、飲むとわりとマシになったので、やはり花粉症なのかなあと思います。
しかし、「花粉症の薬」というものがあるわけではないので、実際は薬の効果が他のことに及んでいるだけなのかもしれません。そんなことを言い出したら前回のビラで書いたことは全部ひっくり返ってしまいます。結局しんどいということだけが変わらないのだから、しんどさと折り合いをつけていくことを考えた方がいいのかもしれません。
今週日曜日には大阪万博がはじまるそうです。前回の夜回りで、大阪城公園の中にまであの不吉な人形の像が準備されているのを見つけました。難波宮跡公園の北側にはレストランと、木の一本も植えられていない空き地が作られていました。その裏には駐車場があります。大阪城パークマネジメント事業と同じように、難波宮跡公園も公園PFIだといって、得体の知れない都市開発会社が公園を私物化しています。
大阪城公園も難波宮跡公園も、駐車場を管理しているのは大和ハウスです。気がつけば「ダイワマン」などといって、公共財の私物化をさも素晴らしい事業かのように宣伝するCMをテレビで流しています。単に利益を出すためにやっているだけのことを、正義のヒーローとして自分自身を戯画化して、しかもそれを他人に見せようというのです。正義を装わなければできないようなことをするのが大企業というものでしょうか。
素晴らしいことなのか、欺瞞なのか、花粉症なのか、ゆううつさなのか、季節が変われば分かってくるかも知れません。私たちは私たちの営みを続けていきましょう。雨が降らなければ次の日曜日は寄り合いです。