先週の日曜日は寄り合いでした。4月に夜回りに参加してくれたお二人が久しぶりに訪問してくれました。また夜回りのビラを読んで、飛び込みで相談に来てくれた方もおられました。夜回りで何回か続けてお見かけしたものの、よく寝入っておられたので声はかけず、ビラとおにぎりと蚊取り線香だけ、枕元に置かせてもらっていました。
月曜日に待ち合わせをして、改めてお話を聞かせていただいたところ、いったん旧住所に戻ってみるというところに落ち着きました。またいつでも相談にのるので、自分の納得のいくようにゆっくり考えて決めていただいたら良いと思います。
昨年6月、やはりビラを見て飛び込みで来てくれた方はすっかり寄り合いの常連になっています。最近ではクワガタ虫の飼育にこっているとのことです。「虫のことを考えられるというのは、それだけ気持ちの余裕ができたということかと思う」とおっしゃっていました。この間のことをずっと知っている身からすると本当にそう思います。
最近では、夜回りでお会いする方とも、以前とは違ったくだけた雰囲気でお話しできていると感じています。一方で、ずっとお会いできていたのに、ここ最近の夜回りから、ほかの野宿の仲間に訊いても、ずっと姿の見えない方がいて、気になっています。
20年にわたる活動のなかで、いろんな方との出会いと別れがありました。たくさんの思い出もあります。ずっと続いている関係もあります。路上にでさえ、当たり前の営みが広がっていることを私たちは知っています。