「大阪市を守ろう」と言うけれど
先週の日曜日、大阪市では住民投票がありました。大阪市を廃止して特別区を設置することの賛否を問うもので、2015年に行われたのと同じものです。結果は約17,000票差で否決されました。
反対を呼びかける側は「大阪市を守ろう」と呼びかけていました。呼びかけに加わって活動している人たちも、自分が生まれ育った、愛着のある大阪という街を守ろうという思いが強い人たちであったように思います。
この十数年の大阪市政を路上から見てきた身からすると、「大阪市を守る」という言葉に素直に賛同できないところがあります。つい最近の出来事を振り返ってみても、特別定額給付金は路上やネットカフェなどで暮らす人びとに対する配慮はほとんどありませんでした。
もっとも、ここで守ろうと言われている「大阪市」はこの街で暮らす一人ひとりの生活であり、その思い入れを指しているのかもしれません。このようなことは、大阪市だとか、大阪都だとかで判断されるようなことではないでしょう。
カンパのお礼
昨年末から9月現在まで、大阪城公園よろず相談のゆうちょ口座宛に、合計21,000円ものご寄付をいただきました。どうもありがとうございます。
「センターの日」をはじめ、ふだんの夜回りや寄り合いなどの活動資金として活用させていただきます。引き続きよろずの活動を見守ってくださると幸いです。