10月の「センターの日」は中止に
10月の「センターの日」は第二土曜日を予定していましたが、台風19号のため、中止にしました。その代わりといってはなんですが、翌週の土曜日に当日配布する予定だったビラを配りながらお話をうかがいました。
今年は東日本で大変な台風被害が出ました。特に河川の氾濫、決壊は抗いようもない自然の猛威でした。幸い、今年の大阪の台風は昨年ほどのものではなく、センターの軒下でやり過ごした人も少なくなかったようです。
「大阪は川が決壊して大変なのは淀川の辺りですかね」と話していると、「淀川と大和川やな。淀川は昔よく水が溢れとったけど、今は鉄の扉を閉めるようにしてるから」と教えてもらいました。「最近はまだ暑い日と寒い日が行ったり来たりで落ち着きませんね」というと、「いや、今が一番過ごしやすいね。11月になったらもう寒いだろうけど、10月は一番過ごしやすいよ」とのことでした。
流れる時間の重さ、あるいは軽さ
別の人にも「今年はまだマシでしたね」と話しかけると、「あかんかったらシェルターに逃げるよ」と返答をもらいました。
「まあ、ここをキープしとけば、シェルターを使うのもいいですね」
「横になれるところがないからな」
人が当たり前に生きていくには、夜寝る場所が必要なのはもちろん、落ち着いてゆっくり過ごせる場所も必要です。
10月27日(日)にはセンター秋祭りが開催され、「センターの日」からも散髪で参加しました。「今日が「センターの日」かと思って戸惑った」という人もいました。
「昼回り」をしていて、髪の伸び具合が会話の端緒になることがあり、なんだか不思議な気持ちになります。この翌日の午後、私用でセンター周辺に立ちよりました。特に用事もないのに連日ただ声をかけるのも変に思えて、この時は素通りしました。
「街中で知り合いを見かけたけど、声をかけなかった」。言ってみればそれだけのことかもしれません。流れる時間の重さ、あるいは軽さに触れたような気持ちになりました。