大阪城公園よろず相談

大阪城公園を中心に野宿者支援活動を続けている大阪城公園よろず相談のブログです。

2019年11月7日(木)夜回り・秋の夜長にブンガク

 こんばんわ。よろず相談です。

 秋も深まり、いよいよ寒くなってきました。冬にむけて、外套や、毛布等、必要なものがあれば声をかけてください。


 今日はボリス・パステルナークという20世紀ロシアの作家(ドクトル・ジバゴの作者)の詩を少し……。

 「晴れよう時」という詩集の一節ですが、近ごろこの詩を読んで、心を打たれました。無常の世界の中で「私」が生きることの意味を示してくれているように感じたのです。今年の1月に長年連れ添った飼い猫が死んでしまい、言葉や思考を持つ人間だけでなく、生きとしいけるものすべてがこのようにどこかへ至りつこうとして生きて死ぬのであって、猫も核心に至りついたのであろうと、そして私もまたいつか至りつくのであろうと、思えたのでした。


すべてにおいて私は至り付きたい/その核心そのものまで/仕事において、途の探究において/流れ去った日々の本質まで/その原因まで/その基底まで、根まで/芯まで/絶えずもろもろの運命の/出来事の糸を掴まえながら/生きること、考えること、感じること、 愛すること/発見を成就すること/せめて幾分でも/もし出来る事なら/私は情熱の特徴について/八行の詩を書きたい/背徳について罪について/逃亡や追跡/おほあわてした展開/その肘とその手のひら/私は情熱の法則/その始まりをみちびきだし/そして情熱のその名前の頭文字を繰り返したい///


 秋の夜長ということで、プンガクしてみました。

 ではおやすみなさい〜!