大阪城公園よろず相談

大阪城公園を中心に野宿者支援活動を続けている大阪城公園よろず相談のブログです。

2018年9月27日(木)夜回り・一作目のゴジラを見ました

 こんばんわ。大阪城公園よろず相談です。

 先日の台風では、大阪城公園がえらいことになってしまいました。夜回りをして、みなさんの無事は確認できましたが、何メートルもある木が根こそぎバッタバッタと倒れている様子には驚きました。うわさによると、3600本の木が倒れたとか。

 先日の寄り合いのときに、倒れた木の撤去費用を算出する目的で、一人のヘルメットをかぶった作業員の方がメジャーとマップを持って、一本一本の木の大きさを測っていました。ど派手に横倒しになった木の写真を取りに来る観光客も後を立たないとのことでした。このようにインスタ映えしてしまった大阪城ですが、商業施設や駐車場に陣地を奪われて緑は減る一方のところに、台風で木がやられ、ちょっとした自然を享受できるところの都市公園としては、ますますその緑が失われる感があります。

そして安倍政権は権力を手放すことなく、3選目突入。正義も理屈も善悪も自然も、軽んじられる世の中。都合の悪いことは全てなかったことにする、戦争も、福島原発メルトダウンも、モリカケもセクハラも・・・。

 人類の悪の申し子であるゴジラが出現し、世界を破壊されたとき、人間は自分たちはなんとかよわき存在かと自らを憐れみ、自然の脅威を呪います。芹沢博士はオキシジェン・デストロイヤーという破壊兵器を発明しますが、巨大なる悪をさらなる悪で打ち倒すことに恐怖し、悩んだ末、しかし結局、人類を守るために破壊兵器を使用してゴジラを抹殺するのです。そもそもゴジラを目覚めさせたのは誰なのか。そのことを問わないまま、人類はより大きな力を手にする道に突き進んでいくのですが、しかし、自然に勝る力、神に勝る力などあるのでしょうか。おごれるものひさしからず・・・と平家物語にもあります。

 季節の変わり目で、気温が上がったり下がったりです。風邪を引かないように気を付けてください。気持ちの方もソワソワ落ち着かないかもしれません。

 葛根湯ぐらいしかありませんが必要であれば声をかけてください。