2017年11月18日(土)より、釜ヶ崎のセンターで、毎月定例の「センターの日」をはじめることにしました。私たちは、2000年前後に大阪の路上で、公園で、野宿者に出会い、現在まで支援活動を続けてきました。たった5年で怒涛のように進行した「西成特区構想」が、実質的な「釜ヶ崎潰し」であると感じながら、私たちは長いあいだ手をこまねいていました。
私たちが現場で出会ってきた人たちは、排除の前で投げやりな言葉を口にすることがあっても、自分の力で生き抜くことを決してあきらめない人たちでした。そんな本音を私たちが聴くためには、時に無力感にさいなまれながらも、関わり続けること、私たち自身があきらめないでいられるかどうかにかかっています。明日からも野宿生活を生き抜かなければならない当事者と支援者とでは、排除に向き合う切実さが異なります。そうした立場の違いは乗り越えられません。しかし、あきらめないことで、同じものに向き合うことはできるはずです。
私たちに何ができるかわかりません。しかし、これまで学んできた寄り合いの可能性を信じ、労働者の本音を聴き取れる関係を作るために、センターに集まりたいと思います。それこそが私たちが始めに出会った「寄せ場」本来の力でもあるはずです。手をこまねいている場合ではない今この時、毎月