大阪城公園よろず相談

大阪城公園を中心に野宿者支援活動を続けている大阪城公園よろず相談のブログです。

2018年3月1日(木)夜回り・持つことと暮らすこと

 引き続きネズミと戦っています。超音波発生装置でだいぶマシになった感じがあったものの、解決にはまだまだ遠い道のりが待ちかまえていたのでした。一つ一つの出来事が衝撃的で、どこから書きはじめたらよいやらわかりません。

 いくつかある対策の一つとして、食料をネズミの手の届かないところにしまうことがあります。新しく容器をそろえるのも大変なので、どうでもいいもので埋まっている戸棚やケース類の中身を食料の保管用に入れかえました。ハンカチや下着入れになっているケースの中身を移しかえるために、何段にもわたって新品のタオルが山のようにつめこまれている洗面所の戸棚の中身を空けることにしました。すると、各引き出しの新品のタオルの上にネズミのフンが散乱していました。ここがネズミの寝床になっていたのです。

 贈答品のタオルはビニールや添え書きの紙が食い破られているものもありました。ぞうきん用にと古いタオルを大量に保管し、使いもしない新品のタオルで貴重な収納をあふれかえらせてネズミの寝床を用意してやっていたと思うと、どうしようもない忌々しさにおそわれます。

 人は、最大限活用する必要を考えて、いろんなものをためこむのだと思います。しかし、物を持つことによって失っているものもあるのだと思います。持たなければ暮らせない、持ちすぎても暮らせない。このシリーズはまだまだ続きます。