大阪城公園よろず相談

大阪城公園を中心に野宿者支援活動を続けている大阪城公園よろず相談のブログです。

2023年6月8日(木)夜回り・心配ごとを共有しましょう

日曜日は実に5ヶ月ぶりに寄り合いを開くことができました。こんなはずではなかったのですが、どうしてこんなことになったのでしょう。久しぶりの寄り合いはたくさん人が集まって、17時頃まで盛り上がりました。 前回の夜回りの際、森ノ宮の入り口側の一区画…

2023年5月25日(木)夜回り・嫌なやつのことばかり考えてしまう時

嫌なやつと付き合わざるをえないことは嫌なものですが、嫌なやつの存在が教えてくれることもあります。嫌なことをしてくる嫌なやつがいると、一日中その人のことが頭を離れなくなります。そばにいるわけでもないのに、何をしていてもそいつのせいで気分を害…

2023年5月20日(土)第66回「センターの日」——抗う気持ちの昨日と今日

揚げものに挑戦 4月の「センターの日」はあいにくの雨模様でした。しかし、基本は雨天決行の「センターの日」、いつも通り午後一時から三時すぎまで、ひと時の集いの場を持ちました。 先月ははじめての試みとして、からあげを作って食べました。鶏肉のなかで…

第66回「センターの日」のお知らせ

「センターの日」とは 労働者の街として知られる大阪の釜ヶ崎は今、大きな再開発の波にさらされています。2012年に始まった西成特区構想による「まちづくり」も進められています。貧困層の追い出しをともなうジェントリフィケーションであるとの批判もありま…

2023年4月15日(土)第65回「センターの日」——今の大阪の姿

3月の「センターの日」のあらまし 毎月第三土曜日と決めて5年以上やっていて、先月で64回目となった「センターの日」ですが、「初めてやっているところに来た」という人がまだまだおられます。 いろいろ粉物にチャレンジしてみたいと、前回はお好み焼きをや…

2023年5月11日(木)夜回り・ヨーロッパの野宿者問題

5月9日の日曜日に予定していた寄り合いはどしゃぶりの雨に見舞われたため、中止を余儀なくされました。 昨年もこの時期はやたらと雨に降られた記憶があります。一度は夜回りを中止にしたものの、二度三度続くとまったくなくなってしまうので、カッパをかぶっ…

2023年4月27日(木)夜回り・まちがいは自覚はあれど認められない

Tシャツで過ごせるほど暖かくなったと思ったら、再びハーフコートを押し入れから取り出さなければなりませんでした。昼夜だけでなく、日をまたいでも激しい寒暖差でみなさん体調を崩されてはいないでしょうか。 人はまちがいを指摘されても、素直には認めら…

第65回「センターの日」のお知らせ

「センターの日」とは 労働者の街として知られる大阪の釜ヶ崎は今、大きな再開発の波にさらされています。2012年に始まった西成特区構想による「まちづくり」も進められています。貧困層の追い出しをともなうジェントリフィケーションであるとの批判もありま…

2023年3月18日(土)第64回「センターの日」——写真をみながらおしゃべり会

2月の「センターの日」のあらまし 雨の予報があり、少し雨粒がぱらついたものの、おおむね晴れていました。しかし、先月、先々月につづいて、あまり人通りがありませんでした。 人数が少ないと最初は少し気づまりですが、一緒に調理をしていると、不思議とう…

2023年4月13日(木)夜回り・寄り合いは非暴力直接行動

先週の土曜日は、東京から来たお客さんに大阪城公園を案内しました。かつては話題に事欠かなかった大阪の維新政治について、あまり耳にすることもなくなった現在、実際の大阪はどんなふうになったのか知りたいということだったので、民間委託後の大阪城公園…

2023年3月30日(木)夜回り・マイナンバーカードと生活困窮者差別

今月の最終日曜日に予定していた寄り合いは、あいにくの雨で中止にしました。先週は日曜日まで雨が降り続くような予報にもかかわらず、土曜日にはくもり空でありながら晴れ間も見えました。しかし、日曜日はピンポイントでザーザーぶりでした。 以前、瓦版で…

2023年2月18日(土)第63回「センターの日」——たどり着けない未来

1月の「センターの日」のあらまし 1月の「センターの日」は寒さのせいか、事前告知を怠っているせいか、立ち寄っていかれた人は数えるほどでしたが、炭火を囲んでゆっくりお話しすることができました。 ビッグイシューの販売員を10年ほどしていたという方の…

第64回「センターの日」のお知らせ

「センターの日」とは 労働者の街として知られる大阪の釜ヶ崎は今、大きな再開発の波にさらされています。2012年に始まった西成特区構想による「まちづくり」も進められています。貧困層の追い出しをともなうジェントリフィケーションであるとの批判もありま…

2023年3月16日(木)夜回り・アルファ米の食べかた

今日は、最近おにぎりに代わってお配りしているアルファ米の食べ方を説明したいと思います。 アルファ米は、そのままでは乾燥したごはんですが、お湯か水をそそぐことで、炊いたような状態にすることができます。お湯だと15分、水でも60分ほどで戻すことがで…

2023年3月2日(木)夜回り・イベントはイベント会場で

この間の日曜日は寄り合いを予定していたのですが、大阪マラソンのせいで、市民の森が立ち入り禁止になっており、やむなく中止にしました。 思えば、以前にもこういうことはあり、いつも教えてくれるAさんが入院中であるため、気づくことができませんでした…

第63回「センターの日」のお知らせ

「センターの日」とは 労働者の街として知られる大阪の釜ヶ崎は今、大きな再開発の波にさらされています。2012年に始まった西成特区構想による「まちづくり」も進められています。貧困層の追い出しをともなうジェントリフィケーションであるとの批判もありま…

2023年2月16日(木)夜回り・マリトッツォをつくりました

日は長くなってきましたが、寒さはいよいよ厳しさを極めています。ここ数日は大阪でも雪がちらつく天気が続いています。 今週の火曜日はバレンタインデーでした。今年は小学生の娘とマリトッツォを作りました。名前を聞いても、どんなものかまったく分かりま…

2023年1月21日(土)第62回「センターの日」——本年も「センターの日」をよろしくお願いいたします

年が明けても前途多難な日々が続きます。いえ、こちらの話です。 人は関係の中で生きるものです。たとえ、そうと意識していなくとも、互いに助け合っているものですし、特に社会というのはそうした分業を前提にしてできあがっています。しかし、社会のほうで…

2023年2月2日(木)夜回り・大阪社会医療センター附属病院に行ってきました

今日は釜ヶ崎にある大阪社会医療センター附属病院に行ってきました。先週の風の強い日、寝ていたところに自転車が倒れて太ももを強打し、しばらく無理していたら、歩くこともできなったという相談を受け、受診することになりました。 朝一番で西成区保健福祉…

2023年1月19日(木)夜回り・区別は何のために

前途多難な日々が続きます。いえ、こっちの話です。 LGBT(エル・ジー・ビー・ティー)という言葉が普及して、性的マイノリティへの理解が広まっているように見受けられます。あわせて、かつてのような「男は男らしく、女は女らしく」といった考えも、だいぶ…

第62回「センターの日」のお知らせ

「センターの日」とは 労働者の街として知られる大阪の釜ヶ崎は今、大きな再開発の波にさらされています。2012年に始まった西成特区構想による「まちづくり」も進められています。貧困層の追い出しをともなうジェントリフィケーションであるとの批判もありま…

2023年1月5日(木)夜回り・新年あけましておめでとうございます

一昨年に比べると昨年末はまだ暖かかった気がするのですが、それでも年が明けて空気感が変わったように思います。などと、一週間も経っていないのにあれこれ分かったようなことを批評してしまうのもお正月の効果かもしれません。 新年最初の夜回りは昨年末に…

2022年12月22日(木)夜回り・今年最後の夜回り

今年最後の夜回りになりました。先週から寒さが本格化して、つらい年越しになりそうです。今年もクリスマス弁当の配布をする予定です。例年だと12/25なのですが、今年は12/24になります。夜回りより少し遅い時間にお邪魔するかと思いますが、ご容赦下さい。 …

2022年12月17日(土)第61回「センターの日」——『関西公園 Public Blue』の頃

『関西公園 Public Blue』という映像作品があります。2006年1月30日の大阪城公園・靱公園の行政代執行による強制排除を控えたテント村にカメラを向け、ドイツ人の監督が日本の野宿者問題に考察を加えた一本です。2006年当時の、あちこちにテント小屋のある風…

第61回「センターの日」のお知らせ

「センターの日」とは 労働者の街として知られる大阪の釜ヶ崎は今、大きな再開発の波にさらされています。2012年に始まった西成特区構想による「まちづくり」も進められています。貧困層の追い出しをともなうジェントリフィケーションであるとの批判もありま…

2022年12月8日(木)夜回り・強さと弱さの向かうところ

人は弱いものですね。弱さを受け入れられずに強がり、それを強さだと見せかけようとして、他人の弱さにつけ込むこともあります。弱さを盾に強気な態度に出る人もいます。 それとも人は強いのでしょうか。強がりは弱さを克服しようとする努力なのかもしれませ…

2022年11月19日(土)第60回「センターの日」——6度目の冬/語られることと語りえないこと

6度目の冬 「センターの日」に6度目の冬がやってきます。気付けば「センターの日」は60回目で、5周年と来たものです。もはやセンターが閉鎖される前にやっていた期間より、閉鎖されてからやっている期間の方が長くなっていました。 「釜ヶ崎のことは釜ヶ崎を…

2022年11月24日(木)夜回り・紅い落ち葉のじゅうたんの上に

大阪城公園の樹々も見事に色づいてきました。冬は目の前に迫っていますが、やはり秋は訪れます。大阪城公園よろず相談の活動も、気づけば20年の年月を数え、少しずつ形を変えながら続いてきました。かつて、大阪城公園の市民の森のなかによろずの相談テント…

2022年10月15日(土)第59回「センターの日」

毎回、前の月の「センターの日」のまとめをビラとポスターに掲載するようにしていましたが、第60回から、その回に書きたいことを書くことにしました。そのため第59回そのもののまとめはなくなりました。そこで、ブログのみ、第59回の写真を掲載しておきたい…

第60回「センターの日」のお知らせ

「センターの日」とは 労働者の街として知られる大阪の釜ヶ崎は今、大きな再開発の波にさらされています。2012年に始まった西成特区構想による「まちづくり」も進められています。貧困層の追い出しをともなうジェントリフィケーションであるとの批判もありま…